経団連、日本パスツール研究所及び東京大学による
「プラネタリーヘルス産学連携イニシアティブ」の開始について
Tこの度、経団連及び日本パスツール研究所と東京大学の連携により設立される「Planetary Health Innovation Center (PHIC)」は、「プラネタリーヘルス産学連携イニシアティブ」を開始することになりましたので、お知らせします。
近年、気候変動、海洋汚染、生物多様性の喪失、世界規模での感染症のパンデミックなど、「プラネタリーヘルス」(Planetary Health、地球の健康)は、人類のみならず地球上の生命体にとって最大かつ喫緊の課題となっています。
経団連では、バイオテクノロジーの進化がこうした地球規模の課題解決にも貢献するものと考え、世界最先端のバイオエコノミーの確立に向けて勢力的に活動しております。学術・研究界でも、プラネタリーヘルスに対する取組みが進められており、東京大学とパスツール研究所(本部:パリ)は「Planetary Health Innovation Center(PHIC)」 の設置に関する基本合意書を2023年10月に締結し、本年6月24日の日本パスツール研究所の発足とともに、PHICの活動も本格的に開始する予定です。
経団連とPHICは、「プラネタリーヘルス産学連携イニシアティブ」を通じてプラネタリーヘルスに関する産業界の理解・学びを促進するとともに、最先端の研究事例の紹介や意見交換を定期的に行いながら、プラネタリーヘルスに貢献する産学連携や新たな事業機会の創出を目指します。経団連より、バイオエコノミー委員会、スタートアップ委員会、イノベーション委員会等の各委員会が本取組みに参画する予定です。
なお、パスツール研究所のベルカイド所長の来日機会を捉えて、6月24日(月)午前10時半より、経団連ホールにて、「プラネタリーヘルス産学連携イニシアティブ」に関する説明会を開催いたします。